最近良く目にする「人財」と言う表現。
Jサポートでも多様しているのですが、
材料としての人=人材
財産や、”たから”としての人=人財
という考えから、何となく良いなーと思って使っていました。
WIKIにも、人材について
”一般的な表記。企業活動上での人的な「材料」との考えを示したもの。”
と言う記載があります。
しかし語源について考えてみると、人材の「材」とは「木の才」であり、
「木によって違う、育ってきた環境や成長の経緯、節の位置や曲りなどの特徴」
と解釈出来る気がします。
単一的な木の才能と言うわけではなく、木によって違う多様性としての「才」であると。
1300年同じ「材」を活かしてきた法隆寺は、木の特性を活かす使い方がされているので、今の形で存続しているのだそうです。真っ直ぐな木ばかり使っていては表現できない価値が存在している。
という事は、人材という字には、材料という意味合いではなく、人財という表現の意味よりも深く、大切な価値が表されているのかもしれません。
つまり、人を比べて評価するのではなく、その人の育ってきた環境、考え方、成長の経緯などの「違い」から来る良い面を見出し、木遣い(気遣い)し、木配り(気配り)する。
結果、強くて安定存続する組織を創りあげる。
昔の日本人が大切にしていた「自然を敬い、物を大切にする心」と、宮大工の信念が、我々にかけている何かを教えてくれているような気がします。
漢字と、それに込められた昔の人の知恵や思いってすごいですね。
*人財(人は、たから)という考え方を否定するものではありません。


