前に、人材という言葉についてブログに書きましたが、1300年も「材」が活かされている法隆寺の宮大工の知恵に、今後の日本、世界の進むべき道の答えがあると思い、興味を持っています。
その秘密のヒントになる書類を見つけたのがほぼ日刊イトイ新聞の記事。さすが糸井重里さん!
ここに、法隆寺大工口伝というものの存在が書かれていました。
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1.神仏をあがめずして社頭伽藍を口にすべからず
2.伽藍の造営には、四神相応の地を選べ
3.堂塔建立の用材は木を買わず山を買え
4.木は生長の方位のまま使え
5.堂塔の木組みは、寸法で組まず木の癖で組め
6.木の癖組は工人たちの心組
7.工人たちの心組みは匠長が工人らへの思いやり
8.百工あらば百念あり、一つに統ぶるは、匠長の器量なり、これを正と云う
9.百輪一つに止める器量なき者は謹み惧れて匠長の座を去れ
10.諸諸の技法は、一日にして成らず。祖神たちの神徳の恵なり、祖神忘れるべからず
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この口伝を読んでいて、今後求められているリーダーの在り方、そのままだと思いました。
>3.堂塔建立の用材は木を買わず山を買え
木の育った場所、特性によって役割が違うので、それを活かすために「山を買う」のだと。
求人にスキルを細かく書いて採用するのではなく、素質ある人を採用し、その才能を活かすのだと。そう解釈しました。
>5.堂塔の木組みは、寸法で組まず木の癖で組め
仕事に人をあてがうのではなく、人がいて人に合わせて仕事を創っていく。そう解釈しました。
>7.工人たちの心組みは匠長が工人らへの思いやり
まさに、サーバント・リーダーシップですね!思いやりとは、「恕」であり「黄金律」でもあると思います。
リーダーシップは、メンバーを引っ張るのではなく、「メンバーに遣える」という事を昔の日本人は実践していたわけです。
経営者の仕事は社員への心遣いや環境整備と良い社風創り、社員の仕事は仕事や顧客への心遣いと業務改善とも解釈できそうです。
>8.百工あらば百念あり、一つに統ぶるは、匠長の器量なり、これを正と云う
関わる仲間全ての人のVISIONの共有が方向を合わせ、良い組織を創る秘訣なのだ、と解釈しました。リーダーの役割は、VISIONの創造というドラッカーの言葉と一致していますね。
>9.百輪一つに止める器量なき者は謹み惧れて匠長の座を去れ
これは戒めですね。8が出来ないものはリーダーを去れという厳しさを感じました。
>10.諸諸の技法は、一日にして成らず。祖神たちの神徳の恵なり、祖神忘れるべからず
スキルではなくマインド、感性と知性の両立、本質理解、つながり、等がキーワードでしょうか。スピリチュアルな領域ですね。
日本が昔持っていて、今失いつつあるマインド。
物を大切にし、自然から感じ、学んできた日本人は、今は物を捨てる文化へと移行してしまっています。
物を大切にしていない=物を活かしていない、それどころか捨ててしまっている
人を大切にしていない=人を活かせていない
「違いを責める時代から、違いを活かし合う時代へ」
やはり、同じ所に行きつきます。
経済活動は否定しませんが、経済成長こそ目指すものであるという雰囲気は改善すべきだと考えていますし、実は日本人の多くがこの事に気付いていると実感しています。
リーダーについて行く時代ではなく、皆がリーダーになる時代と言う事ですね。菅さんの批判をしているだけの人はリーダーじゃないし、そんなことしている暇があったら近くの人の幸せのために行動したほうが良い。みんなが一緒に立ちあがる時代なのでしょう。
本当はみんな、物を大切にし、活かし、人を大切にし、活かし、動物(ペット)を大切にし、活かしたいのだと思います。しかし、感性で感じているためあまりの事の膨大さにつぶされてしまい、何をして良いか分からなくなっている気がします。
マサさんの研修で学んだ、「問題にスポットを当てないで良いところにスポットを当てる」というコツはとても良いアドバイスですね。
あとは、「7つの習慣」とかにも書いてある、「インサイド・アウト」の考え方と併用すると、「何をして良いかわからない」という状況は打破されるはずです!
木遣いと木配り=棟梁の在り方
気遣いと気配り=リーダーの在り方
次回のブログはここら辺を書こうと思っています。


