March 24,2009
今月20日には三沢市役所職員の人事異動、昨日は県内教職員の人事異動も発表になり、公共機関は新しい年度に向けて新たなスタートを始めようとしています。今の時期は、それぞれの職場で昇進や昇任、希望場所への異動等で喜ぶ方があれば、一方では昇進や昇任が叶わなかったり、希望していた場所への異動が出来ず悲しい思いをしている方、留任を喜び悲しむ方等、いろいろな人生模様が見えないところであったことでしょう。
今回は、山さんなりの三つのやさしさについて書いてみたいと思います。これは現職の頃、よく講演を頼まれた時に話した内容ですが、やさしさには大きく分けて三つあると思っています。それは、積極的なやさしさ、普通のやさしさ、消極的なやさしさの三つだと考えています。
第一の積極的なやさしさは、自ら周囲に気配りをして気がついたら直ぐにやさしくしてあげるやさしさです。大変にすばらしいやさしさではあるのですが、大変迷惑なことも多いし、その人によってはうるさ過ぎたりせっかくのやさしさが煩わしく負担になることもあります。何故なら、本人の気持ちを無視しての勝手なやさしさの押し付けだったりのことも多いからです。
第二の普通のやさしさは、特別なことではなく自分がふと気づいた時にだけやさしくしてあげることです。相手にすれば、もっとやさしくしてくれればという物足りなさを感じるかもしれません。このやさしさも相手の受け取り方では、誤解をされることが多いかもしれません。要するに自分のやさしさの判断基準でしているのですからしかたがありません。悪気も何もないのです。
第三のやさしさは、普通であればやさしさを発揮するべきなのですが、見て見ぬふりをしたり知らないふりをするやさしさです。ひどいと思うかもしれませんが、相手にとってはそうしてもらった方が助かることもあるのです。例えば、人前で嫌な事があった時や事情があって乱暴な言動をしていた時には知人に知られたくないこともあるはずです。
出来れば、この三つのやさしさを日常生活で上手に使い分けたいものです。例えば、「私は第一のやさしさ主義です」では困ります。夫婦であろうと家族であろうと、職場や地域にあってもやさしさをその場によって使い分ける楽しさを味わうつもりで相手に対応すればいいと思います。やさしさの使い分けは、その人の人間関係によって大きく違ってくるはずです。
親しければ親しいほど、第一と第三のやさしさのかけ方のタイミングと度合いが大事ではないでしょうか。やさしさの基本は、相手の気持ちになって考えてみることで、相手が今どんなやさしさを臨んでいるかをその場で判断できると一番いいのですが、なかなか難しいですよね!
March 10,2009
もう中学校や高校では、卒業式も終わりそれぞれが喜びや悲しみ、新たな挑戦に励んでいることでしょう。本人はもちろんのこと、その親や家族親戚の方々にとってもいい選択がされますことを願っています。また、小学校では来週あたりに卒業式を迎えることと思います。皆さん、本当におめでとうございます。
さて、今回は「冷たくすることも親切」という題で書いてみたいと思います。これは、山さんがそう信じて今まで対応してきていることです。以前のコラムで「厳しさに感謝できる人間でありたい」の中でも少し触れています。人間のやさしさには厳しさ(冷たさ)があってこそ本当のやさしさだと思っています。
先生をしてまだ10年そこそこの頃、山さんより若い男性の同僚が、授業を含め学級経営もその親達との関係もうまくいかずに悩んでいました。飲み会があると必ず彼は「俺はもうダメだ!先生を続けられない。もう辞めたい!」と毎回同じ事ばかり話し嘆いていました。それまでは山さんも彼のために何を悩んでどうしたいのかを何度も聞きましたが、具体的な事を聞いても話そうとしない、いや、話せなかったのです。
毎回、「俺はもうダメだ!先生を続けられない。もう辞めたい!」だけの話に皆は心配して「辞めるな!頑張れ!今ここを乗り越えれば大丈夫だから・・。」と励ましていましたが、彼の対応は益々悪くなるばかりでした。そんな中でまた飲み会が持たれた席で、山さんが「貴方は先生に向いていないから辞めたほうが貴方と子ども達のためになる」と話したら、彼はものすごい勢いで「俺はこんなに毎日悩んでいるのに・・、皆は励ましてくれているのに貴方はひどい人だ!」と言うのです。そこで「貴方は本当に先生をする気があるのだったら、皆がいろいろ提案した事を一つでも実践してみろ。何も努力せずに直ぐ辞める、とだけしか言わないから授業も何も良くならないのだ。」と言ったら、その場から泣きながら立去って行きました。先輩に「何もあそこまで言わなくても・・。」と言われました。翌日から彼は山さんと全く会話をしてくれませんでした。
その後、彼は少しづつ改善が見られ、何年かして同僚の退職の会で会った時に彼から「あの時はありがとうございました」と言われたことを忘れません。彼は先生を辞めずに、今ではきっと立派な管理職になっていることでしょう。
もともと「人との出会いを宝に!」をモットーに、仕事と人間関係を続けてきました。やさしさを基本に人と摂しながらも、ただやさしくしていてはその人のためにならないと思った時には、かなり厳しい事も言ったので、恨まれたり「貴方はひどい人だ」とも言われました。人間関係の中での会話に、冷たい言葉や厳しい言葉があっても、その中に込められたやさしさや思いやりを感じ取れる付き合いが出来れば嬉しいですね。