2月の後半を迎えたこの頃は、荒れ模様の雪降りの日が続き春の訪れが近いのではないかと思われる今日この頃です。特に先週後半からの県内への降雪には参ってしまいました。山さんは除雪機がありますので大変に助かりました。
話が代わりますが、先月末に市内のある小学校へ呼ばれて6年生全員に人権教室の講話を一時間ほどしてきました。山さんは、三沢市の人権擁護委員を退職時から頼まれて引き受けているのです。しかも、元教員ということから子どもの人権担当委員にもなりました。
さて、話した内容といえばわずか45分の中ですので、「子どもの人権=いじめをしない」というのが一般的ですが、“いじめ”については、敢えて一言も触れませんでした。講話の概要は、世界の国々が子ども達の幸せを願って『児童の権利に関する条例』を国連で決議(日本は平成6年、ようやく世界で158番目の承認国)したこと、子どもの人権の基本は、人の嫌がることをしないこと、そのためには「友情は喜びを二倍し、悲しみを半分にする」(ドイツの詩人:シラーの言葉)という言葉を思い出してほしいこと、最後に子どもの人権ビデオを視聴して感想発表をし終了としました。
昨日、その学校の6年生代表16名の感想文が届きましたが、大半の子ども達が~「子どもの人権は、人の嫌がることをしないこと」だということがわかった~とか、~「友情は喜びを二倍し、悲しみを半分にする」という言葉を忘れなければ“いじめ”もなくなる~という内容が書かれてあって安心しました。
ある女の子の感想は「~『友情は喜びを二倍に、悲しみを半分に』という言葉にじ~んと心にひびきました。私もいやな事や悲しい事があって友達に相談したら、とても気持ちがスッキリし、がんばろうと何度も思いました。~いじめについては、この教室のおかげで考え方が変わりました。今まではいじめをやられたから、今度は私がいじめかえそうと思っていました。だけどそれじゃあえいえんにおわらないと思うし、その人との仲が悪くなるだけだなぁと思います。(原文のまま)~」とありました。なんと素晴らしい感想に拍手です!
子ども達の感想を読んで思ったことは、詳しい説明をしなくても小学校6年生にシラーの言葉が、すんなりと受け入れられたことが嬉しくてなりませんでした。子ども達の感受性を壊さない日本の社会であってほしいと願う毎日です。
山さんが校長をしていた8年間、卒業学年の6年生に必ず学期末に一時間をもらい「卒業授業」をしてきました。その時に必ず話す言葉がシラーの上記の言葉でした。大人になって何人の子ども達が思い出すのかは知りませんが、一人でも二人でも思い出してくれればと思って話し続けてきたこの言葉を人権教室の講話で使ってみたという話でした。



Saturday, January 9,2010 at 2:58 PM
はじめまして。ブログ読ませていただきました。
素晴らしいお話をありがとうございます。
「友情は喜びを二倍にし、悲しみを半分にする」
まさにその通りですよね。
小難しい話をするよりも、子供たちにはシラーの言葉を教えてあげる方が理解できるんですね。
コメント:情報玉手箱
Wednesday, January 13,2010 at 3:02 PM
コメント入っているの見てあらためてコラム読み返してみると、紹介されている感想文は素晴らしい内容ですね。
子供のころからこのような考え方を身につけるという事は、本人にとっても社会にとっても重要な事です。
改めて教育や教育者の重要性や責任に気付くコラムでした。
コメント:admin
Wednesday, February 24,2010 at 11:08 PM
情報玉手箱さん、今頃コメントに気づいて申し訳ありません。
心より感謝申し上げます!
私もうまく言えない時には、「こんな言葉がありますよ!」と言って紹介するだけで終わったことがありました。くどい説明よりもいいときもありますね!
コメント:山さんより
Wednesday, February 24,2010 at 11:12 PM
adominさん、コメントに感謝です!
子ども達というのは、私達大人が考える以上に素直に本質を言い当てていることが多いものですね。
私はいつも、「子どもは、大人を映す鏡だ」と思っています。
こんな素晴らしい感想文を書いてくれた子ども達にこそ感謝です!
コメント:山さんより