早くも新年度を迎えて4月中旬を過ぎようとしています。退職4年目の山さんには全く関係がありませんが、新聞やテレビ等の報道で入学式とか新体制がどうのこうの・・ということを知り、日常の動きの変化を知るだけです。転勤等の挨拶状もわずか2枚届いただけです。
昔から「人間は生まれていつか土に返っていく」と言われてきました。山さん達がまだ子どもだった頃は、今では考えられない土葬の時代でしたので、親戚に亡くなった人がいれば棺桶に入れたまま墓に大きな穴を掘ってそのまま埋めたものでした。言葉通りに、そのままの姿で土に返していたわけです。
今回はタイトルに書いたように、山さんも歳とともに土に親しむようになって来たような気がしていますので、その近況報告をさせてもらおうと思います。考えてみれば、30代後半まで草花になかなか目が向かず、せっかく貰った花に水をあげるのも忘れて枯らしてしまっても平気でした。40代頃から少しずつ花を育てる気持ちになったのか、自分の教室に鉢花を置いて世話をしたり自宅でも花を育て始めていたような気がします。
最後の勤務校では、若い担任の教室で育てていた鉢花が萎れたり育ちが悪いと、「この鉢を入院させて下さい。お願いします。」と持って来て、元気にさせてから教室に返してあげていました。子ども達がそれを知って自分の教室から持って来たりもしました。まさか自分がここまで草花の世話をするようになるとは思ってもいませんでした。

現在は毎日が日曜日なために、花壇や花・木等の鉢を世話して一日が過ぎてしまいます。おかげで一日1万歩は軽く突破でき健康のために感謝しています。昨日、自宅にある花や木を植えている鉢を数えてみたら、何と500鉢近くもありました。いつ増えたのか自分でも分かりません。まだまだ増えそうです。家内には呆れられていますが、育ててみると本当に可愛いものです。新芽や新しい葉を開いて蕾が膨らみ、それぞれの花が咲くのを見るのは嬉しいのです。
花や木を育てながら土と触れ合い、いつか自分もその土に同化していくことでしょう。命あるものは必ず土に返るのですから今からその土と触れ合っているのかもしれません。

花や木の世話をして思うことは、世話のし過ぎや水のやり過ぎでダメにしてしまうことが多いことです。何故か?子育てに似ているような気がしてなりません。植物の生命力は本当に強いもので、かなりほったらかしても生きています。子どもも世話をし過ぎて気持ちの弱い人間にしてしまっているのではないでしょうか?命あるものは本来、強いということを忘れたくないものです。


