7月と8月にこのコラムを休み、何故か調子が狂ってか?書く意欲喪失か?書く材料不足か?のいずれかの毎日でした。それにしても気が付けば、我が家の芝生内にある栗の木も熟して、たくさんの実を落として秋の終わりを感じる頃になっていました。久しぶりのコラムをこれからもよろしくお願いします。

今日は、日本で昔から言われている「父の恩は山より高く、母の恩は海より深し」という言葉について書いてみたいと思います。本当は父母と区別せずに「親の恩は山より高く、海より深し」なのではないかと思ってもいます。私達がこの世に存在するのは、良い悪いは別にしても、両親あってのことでありそのまた祖父母あってのことです。つまりは、先祖あっての現在の自分の存在なのです。
父は85歳の誕生日を迎えた年に病気で亡くなりました。昔の高等小学校卒の父でしたが、小さい頃から「大学に行け!これからは大学に入らなければダメだ!」と言ってくれたおかげで、現在の自分が存在すると思って感謝の気持ちで一杯です。ただ、父とはいろいろな意味で考え方が違い、何かと衝突することが多く、今考えても自分の至らなさに反省の気持ちで一杯です。
母は現在89歳ですが、老人性痴呆とアルツハイマー症状で近くのグループホームにお世話になっています。やはり高等小学校卒の母ですが、5人の子ども(男3、女2)を育てるために店を始めたり飲み屋に近いことをして、一生懸命に育ててくれました。忙しい中でも良く本を読んでいたのを忘れません。私達夫婦だけは覚えていたのですが、悲しいことにもう誰も分かりません。
5人の子どもを育てるために、父と母が山より高く生みより深い愛情と慈しみを持って育ててくれたことに対して、自分はどれだけの愛情と慈しみを返せたのだろうかと反省する毎日です。たまたま長男のために、親と同居生活でしたので、他の兄弟(姉妹)よりは身近に接してきたのだけが唯一の親孝行なのかと自己満足をしているだけです。

それでは、親から受けた山より高く海より深い恩に答えているかと言われれば、大変恥ずかしいのですが全く自信がありません。その恩に少しでも報いたいと思って、毎朝、仏壇の前で父を拝み、毎週、母へ会いにグループホームへ行くことぐらいしかできない私です。そんな今の心境を書かせてもらいました。



Friday, October 2,2009 at 9:27 AM
親から受けた恩は、同じように子供に注ぐというのが自然の考えだと思いますが、親にも恩返ししたいですね。
山さんの仕事自体に、きっとご両親は誇りを持っていたと思います。
山さんコラムのきっかけになった山さん通信、ご両親もにこにこしながらご覧になっていた時がありませんでしたか?
コメント:淨
Saturday, October 3,2009 at 9:48 AM
ご両親ご先祖様を大切にし感謝をする気持ち、忘れてはいけないと改めて実感致しました。
そういう方々あっての自分ですものね。
いくら感謝してもしきれませんし、恩返しも足りないくらいですよね。
でも、きっと山さんのその気持ちは伝わってますよ。
私はまずは、今まだ健在の両親を大切にしていきたいと思います。
コメント:曇りのち晴れ
Sunday, October 4,2009 at 2:13 PM
<淨さんへ>
・浄さん、早速のコメントに感謝です!
・私も浄さんと同じ考えです。自分の子どもにもどれだけ思いや愛情を注いだかと言うと、これまた自信がありません。若い頃は、自分の家族や子どもよりも仕事やよそ様の子ども達の事を考えるだけで精一杯でした。自分の子どもと一緒にゆっくり遊んでやった記憶があまりなく、今頃反省しています。
・私の仕事のことは、両親は全く知りませんし尋ねたこともありませんでした。私の『山さん通信』も知りません。勤務中は、職員に自分の思いをどう伝えたらいいかという気持ちで発行していただけでしたね!
コメント:山さん
Monday, October 5,2009 at 9:20 PM
親から受けた恩は、同じように子供に注ぐというのは三沢のとある社長さんに教えられたことの受け売りなのですが、自分の中でも納得しています。
山さん通信は三沢の財産だと思うので、いろんな人が見れるようにするのが私の希望です。
製本?WEB化?色々あるかと思いますが、協力できることがあればお手伝いしますので、その際は声かけてください。
コメント:浄
Saturday, October 10,2009 at 2:14 PM
<曇りのち晴れさんへ>
・大変遅くなりましたが、コメントありがとうございます。
・私はいつも「親あっての子、子あっての親」だと思って現職の頃は、職員や親御さん、子ども達にも伝えてきました。その上には、誰にでもご先祖様があってのことですが・・。
・是非、ご両親と対話が出来るうちにたくさんの会話をされることを望みます。後で会話が成立しなくなると寂しいものですよ。
コメント:山さん
Wednesday, October 28,2009 at 1:13 PM
私の亡くなったおばあちゃんは自分の日記や後世に残したい事を“本”にしました。誰にも相談せずに貯金していた年金で。
世の中に2冊しかない本です。1冊はおじいちゃんが亡くなった時に持たせたいとお棺の中に。残りの1冊は家の金庫の中にあります。
(実際は1冊です)
私はそれを見ることが出来ませんでした。おばあちゃんを思い出して泣けてくるからです。。。
でも山さんのコラムを見て感じました。
おばあちゃんの残したいモノをちゃんと受け止めて、子供にも伝えていこうと。
ありがとうございます、山さん。
コメント:purin
Wednesday, February 24,2010 at 10:59 PM
purinさん、遅くなりましたがコメントに感謝です!
自分の記録を本に出来るおばあちゃんには頭が下がります。しかも、たった2冊しか作らず一冊はお棺にとはちょっともったいない気がしますが、おばあちゃんのご主人に対する思いやりでしょうから・・。
残った一冊は今も金庫の中とはすごいことですね!是非、家族や親族に伝えてあげて下さい。どんな人間も一冊の本を書ける人生を生きてきているといいますから、おばあちゃんはそれを実践されたことでしょう。
コメント:山さんより
Monday, March 8,2010 at 7:05 PM
purinさん:
すばらしいおばあちゃんですね。
山さんのコラムを通してそういう気持ちになったと知って、私も嬉しいです。
コメント:aj