品質日本一!三沢のにんにく収穫体験リポート
「にんにくと言えばあおもり」
そう言われるにはワケがあります。
青森県は全国のにんにく生産量の約80%のシェアを誇り、産地日本一。それに加えて味も品質も最高なんです。そんな中で、県内の「にんにく品評会」では、ここ数年何度となく三沢産のにんにくが最優秀賞を獲得しています。そのおいしさを確かめるべく(?)はじめてのにんにく堀りにチャレンジさせていただきました!
おじゃましたのは、三沢市大津にある新光農園。
社長さんは、「青森県産ニンニクで地域を元気にしたい!」と土木工事業から農業に転身したそうです。
にんにくは、10月に植え付けし、冬越しさせ、春に葉が成長し初夏に収穫時期を迎えます。
うっすらと霧がかった7月某日。
畑にいくと、にんにくの香りがふわっと漂っていました。この“おいしい”を連想させる香り、きらいじゃありません。
収穫最終日とあって、地域の人たちが集まり忙しく作業がすすめられていました。
専用のトラクターでにんにくを抜き取り、茎や根を取る。その手際の良さは思わずため息がでるほどです。
あっという間に、かごいっぱいになりました。
この立派なにんにくは、『白玉王(シラタマオウ)』という種からできています。
三沢産だけでなく青森県で生産されるほとんどのにんにくは、この『白玉王』で栽培されています。
今回、この『白玉王』を種苗した一人であるにんにくコンサルタントの芹沢さんにもお会いすることができました。
『白玉王』は、より高品質なニンニク生産に向け、「福地ホワイト」選抜系からさらに選抜して育成され、おいしく、病気に強い、という特徴を持った優れもの。
その種を生産・販売しているのが三沢市にある会社というから、青森県のにんにくは三沢発!ということになりますね。
「今年のにんにくはいいよ。味も最高だよ。食べてみて!」
そう言っていただいたら、食べないわけにはいきません。
ちゃっかり、にんにくをおすそわけしていただき、にんにく料理にもチャレンジです!
収穫されるとすぐ乾燥されるので、生にんにくは貴重!
”料理”と言えるかどうか微妙ですが、「にんにく本来のおいしさを味わうなら素揚げ」と教えていただいた通り、一番外側の皮だけを剥いて、そのままお鍋の中へ。
やや低温でじっくりと揚げたら、『生ニンニクの素揚げ』完成です!!
お箸でパリパリと皮を剥いて岩塩を少々。
ほのかなにんにくの香りが口の中に広がり、やわらかな甘みで食べやすい!
にんにく効果で勢いづいたお腹にもう一品!
『生ニンニクのホイル!!!!』
皮を剥いたにんにくとお野菜にオリーブオイルをさらっとかけ、軽く塩をふり、ホイルで包んでチーンとするだけ。
するとすると~
お野菜のうま味もしみ込んだほっくほくのにんにくに!
まるで「さつまいも!!!」
と言っても過言ではないほどのあま~いにんにくに。もう、たまりません。
そろそろ収穫乾燥されたにんにくが出回る頃。
この時に購入して9月下旬から10月上旬頃に植え付けると、自分でもにんにく栽培ができるんだとか。
今度は栽培にもチャレンジしてみたいですね。
三沢産のにんにくで、さぁこの夏も元気もりもりです☆
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